2024年ランブル全国俳句大会 in 福岡(1日目)
俳句結社「ランブル」は創刊27年目を迎えました。
毎年、年次大会にて会員相互の交流を深めています。
今年の全国大会は福岡。ちょうど10年ぶりの福岡開催とのこと。
会場は博多駅から歩いてすぐのホテル日航福岡にて。
2日間の日程で行われ、1日目は、各種表彰等が行われる大会と、懇親会。
1年ぶりの句友との再会に、晴れやかに始まるはずでした。
……が、誠に残念なことに、同人会長がつい2日前に逝去されたとの報。一同驚きと悲しみの中、温容を偲びつつ黙祷に始まる会となりました。
心が沈みそうになりましたが、「会長はこの大会も参加される予定だった。きっとこの席にいらっしゃることと思う」という主宰の言葉に、いくばくか救われるようでした。
誰にでも優しい言葉をかけてくださる素敵な方でした。本当にありがとうございました。
このたびは、ランブルの系譜を知らない世代の会員が増えてきているということで、冒頭、主宰講和の時間が設けられました。
30分ほどの短いお話ではありましたが、上田日差子主宰から、師であり父である上田五千石の生涯をお話しいただきました。
普段、師系というものを意識することはなかなかありませんが、他でもない「ランブル」に所属している一員として、折に触れて思い出したいお話でした。
続いて、ランブル編集部からの編集状況報告、会計報告、各種表彰です。
「ランブル賞」、「ランブル新人賞」、「真珠賞」の受賞者にそれぞれ賞状と記念品が授与されました。
続いて、結社会員対象の30句競詠による「田園賞」。
今年の田園賞には名栗渓谷をテーマにした作品が選ばれました。
受賞作品はランブル12月号に掲載されますので、楽しみに待ちたいと思います。
そして、全国俳句大会入賞作品の発表と表彰。
それから、句集出版のお祝い。
最後に新たに同人となられた方の紹介が行われ、大会は滞りなく終わりました。
記念撮影と小休憩の後、懇親会に移ります。
今年は福岡大学学生のクインテットによって祝宴が始まりました。
支部紹介では、地区ごとの取り組み、意気込みが語られました。いろいろと課題もあるようですので、支部間の意見交換とか、アイデアの共有とかがもっと進めばいいなと感じました。
最後は全員で輪になって杓文字を打ち鳴らしながら「博多どんたく総踊り」。楽しいひとときでした。
来年のは埼玉県川越市での開催とのこと。わくわくします。
翌日の吟行ツアーに続く。




