令和3年12月定例句会
兼題「水鳥」
俳句では鴨・鳰・百合鷗・鴛鴦など、冬に水上にいる鳥を総称していう。水に浮いたまま眠っている鳥を「浮寝鳥」という。
(合本俳句歳時記第四版より)
前回の句会で見学に来られた方1名が早速投句に参加してくださいました。
また、今回も1名の見学があり、すでに長く経験されている方だったので、選句にもご参加いただき、ともに3時間を過ごしました。
ずっと同じ顔触れで俳句をやっていると、それはそれで気兼ねがなくて楽しいものですが、どうしても、マンネリになってくるところが出てきます。それは、良い悪いではなく。
新しい方が参加されると、新しい五感とセンスで、句会に新しい発見をもたらしてくれます。ちょうど水槽に新鮮な酸素が送られるように。
句会後は、令和4年の係決めと、吟行担当の割当て等を話し合って、その後、忘年会へと出かけました。
歳晩の街の雰囲気にも触れ、きっと、それぞれに良い句が得られたことと思います。

公民館の感染対策方針に沿って

お料理も、お喋りも、御馳走

アンデルセンのツリー。忘年会の帰路も吟行⁉
主宰の句
水鳥の水に委ぬる恋心 日差子
主宰特選句
石仏の囁きのごと鳴る枯葉 奈央子
鴨なべを喰らふ食卓さんざめき 邦枝
散紅葉風の形を描きたり 啓子
互選高得点句
松山に湯の香パンの香冬ぬくし 瑞憲
雨だれをひがな聴きをり冬障子 千惠子
報恩講灯りの揺らぐ花頭窓 瑠美子
小春日や写真飾るに良き窓辺 はるか
花八手鈴振る巫女の手の白き 苦楽
その他のメンバーの句
六甲の雨に煙れる冬紅葉 蓮女
散紅葉野点の碗をかすめ散る あつ子
もう逢へぬ人の温もり日記買ふ 晶子
黒く歪むコード伸びたり聖樹より 新治
はらはらはら車庫は落葉の休憩所 孝子
大根の白さ重さは日本一 五郎
草の上をしばし足場に秋の蝶 孝女
2021/12/4
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