令和5年3月吟行

~平和公園桜吟行~

 桜の開花は、例年になく早く、広島も3月19日には宣言が出されました。平年に比べて6日早かったそうです。
 見ごろの時期を予測して、3月の吟行は時期をずらして3月26日に設定されました。
 吟行会場の平和公園の桜は八分咲きといったところ。マスクの着用が個人の自由となり、宴会も緩和されてきました。外国人の姿も、たくさん見られました。
 このままの調子で、コロナ禍が収束していくことを期待したいです。
 
 昼食及び句会は、メルパルク広島内の「和ダイニング アストラル」にて。
 食後のコーヒーは蕨餅セットがお得でした。


 
 俳句が生まれる瞬間に立ち会うことができるのが「吟行」です。初心者の方には特に、吟行への参加をお勧めしたいと思っています。
 日常を離れてちょっとだけ遠出して詩作に耽る「大人の遠足」に、参加してみませんか。

・和ダイニング「アストラル」
 https://www.mielparque.jp/hiroshima/restaurant/guide/c1.html

花の雨~花曇・花冷

母子像のたくましき手や花の雨   明恵
地虫出づ鎮魂の灯の揺れやすき   新治
梵鐘の連打の中の桜かな      晶子
この桜戦禍の民に見せたきや    瑠美子
花咲けば雁木へ寄する波男浪    裕之
袂より艇の疾走花に風       千惠子
鐘つけば余韻の中に鳩発てり    あつ子
「祈りの碑」子を抱く母の桜かな  康明

2023/3/26