作品集
Selectionこれまでに生まれた名句の数々をご紹介します。
結社誌「ランブル」巻頭句平成27年
一月 鹿鳴くや柞にかかる昼の月 仲川 昱
二月 足跡の逡巡少し霜の朝 児玉苦楽
三月 山襞の折り目際やか冬紅葉 谷澤英子
四月 虎落笛森抜けて笛無くしけり 洞澤民子
五月 薔薇の芽のアン・ドゥ・トロワ爪立てり 幸田和子
六月 啓蟄の電車南へまつしぐら 菊池尚人
七月 芝踏みて園の啓蟄うながせり 渡邊トク
八月 青梅や水琴窟の水こだま 槙かをり
九月 緑蔭へ棹さしてゆくどんこ舟 野上マチ子
十月 一切の音を消し去る滝の音 原田蓮江
十一月 石庭の掃き目新し百日紅 千代田南子
十二月 波頭崩れて白き秋思かな 山下狂介
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